冒険家 関口裕樹の冒険体験2017 終わりました

5日前ですが、有田川町でのみかんバイトで資金を稼ぎ、北極圏へ冒険に出る冒険家・関口裕樹さんのお話を聞く会をThe 7th Sense cafeで開きました。

キッチンからドリンクを出しながらでしたので最初からがっつり聞けなかったのですが、やっぱり興味がある食と体に関する事を少し報告します

寒いところでは食事もカロリーを取ることが最優先条件となるそうで、ブロック状のバターや鯨の脂も食料となり、(鯨の脂は本当に臭いそうです。味というよりカロリー摂取のため)チョコレートに植物油を入れたものを作って持っていく。というのに衝撃を受けて笑、終わった後で少しお話しさせてもらいました。

あそこまで寒いと呼吸するだけでもかなりのカロリーを消費し、どんどん痩せていくそうで(ちょっとうらやましい・・・)、特に彼の場合は約100kgの荷物をそりに乗せ、引いて歩くのですごく体力を消耗するそうです。お天気にもよるのだと思いますが、1日20〜30km進むのが精一杯だと。

疲れてくると辛い(塩気のある)ものではなく、とにかく甘いものが食べたくなるそうで、お砂糖をそのまま袋からガツガツ食べるそうなのです!で、それがとても美味しいと感じるらしく。。。なんだか凄まじい・・・

そんなハイカロリーのものを食べても痩せるなんて!と、少しうらやましくもあり、でもなんて過酷なんだ。すぐ死ぬやん。と少しビビりながらお話を伺いました。そして、そんな環境でもどんどんと順応していくのだから人間の体というのは本当にすごい。

極寒地での冒険はなかなか想像もつかないことで、初めてづくしの理解の範疇をはるか超えた時間。

そして一番聴きたかったこと。こんなすごい冒険をするのだから例えば目的やその先に何かビジョンがあってやっているのか、モチベーションは何なんだろう。ということ。どなたかが質問してくれたのですが、今はただ自分がしたいからしている。という答えでした。

そんな個人的なことであんなところまで行くの?行けるものなの?それも何度も?とびっくりすると同時に、時代も人の考えもどんどん変化していっているし、もしかしたら国境もどんどんなくなってきてるのかもなぁ。と思いました。

植村直己さんのおかげでどこに行っても親切にしてもらえると言っていたことも印象的でした。その時はわからないけど繋がっているんですね。そして植村さんは今も生きている。

地球の端っこに行くのだから費用もエネルギーも膨大にかかると思いますが、あの頃と比べると随分行きやすくなったのかもしれません。きっと装備もはるかに技術革新しているでしょうし、ネットのおかげで情報も得やすくなっているだろうし。

年明けにまた出発し、冒険を始めると。行く前はとても怖いけど、行くと「生」をものすごくビビッドに感じるそう。

なかなか知ることができない世界、また聞かせて欲しいと、「生きて帰って来て、また来年ここへ来てください」と言ってお見送りしました。

次はどんな世界が見えるのかなー?来年が楽しみです。

先に聞いていた「狼みたいな目をしてる」・・・なるほど、北へ向かう顔でした。

 

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